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2016年11月21日
きくのやだより
『まめ太郎日記 五 -長い1日③-』

待合室で。

そう、

娘が1歳の時でした。法事で初めてのお家をお邪魔した際、ふと目を離したほんのほんの一瞬、娘が口に何かを入れた気配を感じました。タバコの吸い殻でした。慌てて口に指を入れたのですが間に合わず、近くの病院へ走りました。胃洗浄の処置をする時、処置室に入ることを看護師さんに止められたのですが、親の責任で娘に辛い思いをさせてしまったことを悔いて止まず、2度と同じことをさせてはいけない思いから、娘の辛い姿を自分の目で見たいと申し出ました。鼻から入れたチューブが辛そうで、娘は泣き叫びながら、私の目を見つめ視線を離さず一生懸命頑張りました。

あの時の出来事は今でも昨日のことのように鮮明に覚えています。度々思い出す時は目を瞑って反省してきました。昨日は全く同じことを感じ、また思い出していました。

昨日、まめ太郎が私たちにわかりやすい大きなものを飲み込んだのは、他にもたくさん誤飲していることを知らせ、今の環境ではまた同じことを繰り返してしまうことを教えてくれる為だったんじゃないかと思います。

夜に、スタッフにもお話しました。みんな心配してくれていました。

いつも私たちに溢れるほどの優しさや癒しをくれているまめ太郎だからこそ、今一度、関わり方や生活環境をきちんと考えていかなきゃいけないと思いました。

長い1日、忘れられない1日。

まめ太郎はよくがんばったよ。

ほんとうに可愛く賢い子です。

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